2026-09-29
臨床検査技師の健診センター勤務は本当に給料が低い?|病院との年収差を考える前に知っておきたいこと
「健診には興味があるんですけど、給料は下がりますよね?」
病院から健診センターや健診施設への転職を考えている臨床検査技師から、こうした話を伺うことがあります。
求人を見比べていると、
「今の病院より年収が低そう」
と感じることは確かにあります。
ただ、ここで少し整理しておきたいことがあります。
現在の病院で受け取っている年収には、基本給だけではなく、
当直手当。
オンコール関連の手当。
時間外手当。
夜間勤務に伴う手当。
などが含まれていることがあります。
一方、日勤中心の健診施設では、そもそもこうした勤務がない求人もあります。
そうすると、
「健診だから給料が低い」
のか。
「夜間勤務などがなくなった分、年間給与が変わっている」
のか。
同じ年収差でも、意味は少し違ってきます。
もちろん、すべての健診求人が高待遇という話でもありません。
基本給そのものに差がある求人もあります。
だからこそ今回は、
「健診センター=給料が低い」
で終わらせず、
何が違って年収差になっているのか。
仕事内容や勤務時間はどう変わるのか。
その差を自分ならどう考えるのか。
臨床検査技師の転職相談でよく確認しているポイントをもとに整理します。
病院から健診センターや健診施設への転職を考えている臨床検査技師から、こうした話を伺うことがあります。
求人を見比べていると、
「今の病院より年収が低そう」
と感じることは確かにあります。
ただ、ここで少し整理しておきたいことがあります。
現在の病院で受け取っている年収には、基本給だけではなく、
当直手当。
オンコール関連の手当。
時間外手当。
夜間勤務に伴う手当。
などが含まれていることがあります。
一方、日勤中心の健診施設では、そもそもこうした勤務がない求人もあります。
そうすると、
「健診だから給料が低い」
のか。
「夜間勤務などがなくなった分、年間給与が変わっている」
のか。
同じ年収差でも、意味は少し違ってきます。
もちろん、すべての健診求人が高待遇という話でもありません。
基本給そのものに差がある求人もあります。
だからこそ今回は、
「健診センター=給料が低い」
で終わらせず、
何が違って年収差になっているのか。
仕事内容や勤務時間はどう変わるのか。
その差を自分ならどう考えるのか。
臨床検査技師の転職相談でよく確認しているポイントをもとに整理します。
まず、「健診センターは給料が低い」とは一括りにできない
最初に押さえておきたいのは、
「健診センターで働く臨床検査技師の平均年収は○万円」
「病院より平均○万円低い」
と簡単には言えないことです。
臨床検査技師全体を対象とした公的な賃金統計はあります。
ただし、そこで示されている数字を、そのまま「健診センター勤務の臨床検査技師の平均給与」として使うことはできません。厚生労働省のjob tagでも、掲載される統計について職業分類上の留意事項が示されています。職業情報提供サイト(job tag)
実際の求人を見ても、健診分野の給与条件には幅があります。
そのため、
「健診=低給与」
と勤務先の種類だけで判断するのは少し早いと思います。
一方で、病院勤務から健診分野へ転職するとき、
「今より想定年収が下がる」
というケースはあります。
では、その差はどこから生まれるのか。
ここを分けて見ていきます。
「健診センターで働く臨床検査技師の平均年収は○万円」
「病院より平均○万円低い」
と簡単には言えないことです。
臨床検査技師全体を対象とした公的な賃金統計はあります。
ただし、そこで示されている数字を、そのまま「健診センター勤務の臨床検査技師の平均給与」として使うことはできません。厚生労働省のjob tagでも、掲載される統計について職業分類上の留意事項が示されています。職業情報提供サイト(job tag)
実際の求人を見ても、健診分野の給与条件には幅があります。
そのため、
「健診=低給与」
と勤務先の種類だけで判断するのは少し早いと思います。
一方で、病院勤務から健診分野へ転職するとき、
「今より想定年収が下がる」
というケースはあります。
では、その差はどこから生まれるのか。
ここを分けて見ていきます。
病院から健診へ移るとき、年収差が出るのはなぜ?
病院勤務の給与明細を見ると、基本給以外の項目がいくつか入っていることがあります。
当直。
オンコール。
残業。
夜間勤務。
勤務先によって名称や制度は異なりますが、こうした勤務に伴う給与が積み重なって、現在の年収になっていることがあります。
健診センターでは日勤を中心とした求人もあるため、転職によってこれらの手当がなくなれば、年間給与は下がる可能性があります。
例えば、
現在の病院:年収400万円
検討している健診施設:年収370万円
だったとします。
数字だけを見れば、
「健診へ行くと30万円下がる」
です。
これは間違いではありません。
ただ、転職を考えるなら、その30万円の中身まで見てみます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【年収差があったら確認したいこと】
・基本給はいくら違うのか
・賞与はいくら違うのか
・当直手当はいくら含まれていたのか
・オンコール関連の給与はあったのか
・残業代はどの程度含まれていたのか
・勤務時間はどう変わるのか
・年間休日はどう変わるのか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
年収差だけを見て、
「やっぱり健診は安い」
と判断する前に、
「何が変わって、この金額になっているのか」
まで見ておきたいところです。
当直。
オンコール。
残業。
夜間勤務。
勤務先によって名称や制度は異なりますが、こうした勤務に伴う給与が積み重なって、現在の年収になっていることがあります。
健診センターでは日勤を中心とした求人もあるため、転職によってこれらの手当がなくなれば、年間給与は下がる可能性があります。
例えば、
現在の病院:年収400万円
検討している健診施設:年収370万円
だったとします。
数字だけを見れば、
「健診へ行くと30万円下がる」
です。
これは間違いではありません。
ただ、転職を考えるなら、その30万円の中身まで見てみます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【年収差があったら確認したいこと】
・基本給はいくら違うのか
・賞与はいくら違うのか
・当直手当はいくら含まれていたのか
・オンコール関連の給与はあったのか
・残業代はどの程度含まれていたのか
・勤務時間はどう変わるのか
・年間休日はどう変わるのか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
年収差だけを見て、
「やっぱり健診は安い」
と判断する前に、
「何が変わって、この金額になっているのか」
まで見ておきたいところです。
「夜勤なし」だけでなく、健診ならではの勤務時間を見る
健診勤務を希望する理由として、
「夜勤のない働き方に変えたい」
という話はよくあります。
病院で当直やオンコールを経験してきた方にとって、勤務時間が変わることは大きなポイントです。
ただ、
「健診=毎日9時から17時」
と考えてしまうのも少し違います。
健診施設によっては朝が早いことがあります。
特に巡回健診では、健診会場や集合時間によって早朝から動く日もあります。
繁忙期と閑散期で忙しさが変わる職場もあります。
施設内健診なのか。
巡回健診なのか。
両方を担当するのか。
ここでも働き方は変わります。
「夜勤のない働き方に変えたい」
という話はよくあります。
病院で当直やオンコールを経験してきた方にとって、勤務時間が変わることは大きなポイントです。
ただ、
「健診=毎日9時から17時」
と考えてしまうのも少し違います。
健診施設によっては朝が早いことがあります。
特に巡回健診では、健診会場や集合時間によって早朝から動く日もあります。
繁忙期と閑散期で忙しさが変わる職場もあります。
施設内健診なのか。
巡回健診なのか。
両方を担当するのか。
ここでも働き方は変わります。
【健診求人で勤務時間を見るなら】
「夜勤なし」だけではなく、
・始業時間
・早出の有無
・巡回健診の有無
・土曜日勤務の有無
・繁忙期の残業
・年間休日
・健診会場への移動
まで確認しておく。
「夜勤なし」だけではなく、
・始業時間
・早出の有無
・巡回健診の有無
・土曜日勤務の有無
・繁忙期の残業
・年間休日
・健診会場への移動
まで確認しておく。
夜間勤務がなくなっても、朝がかなり早くなる。
そういう働き方もあります。
「夜勤がない=自分にとって楽」
と決めるのではなく、
「この時間帯なら自分の生活に合うか」
で考える方が現実的です。
そういう働き方もあります。
「夜勤がない=自分にとって楽」
と決めるのではなく、
「この時間帯なら自分の生活に合うか」
で考える方が現実的です。
健診センターの仕事内容は「心電図だけ」ではない
健診の臨床検査技師というと、
心電図を次々に取っていく姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん心電図は代表的な業務の一つですが、担当業務は勤務先によって異なります。
例えば、
心電図。
肺機能検査。
眼底・眼圧検査。
聴力検査。
採血。
超音波検査。
検体検査。
健診に伴うその他の業務。
などがあります。
すべてを一人で担当するわけではなく、施設の規模や人員配置によって担当範囲は変わります。
ここは転職相談でも確認したいところです。
「健診で働きたい」
だけではなく、
「健診で何をしたいのか」。
心電図などの生理機能検査を続けたいのか。
エコー経験を活かしたいのか。
これからエコーを身につけたいのか。
採血を含む業務でも問題ないのか。
同じ健診求人でも、ここが違えば仕事の印象はかなり変わります。
心電図を次々に取っていく姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん心電図は代表的な業務の一つですが、担当業務は勤務先によって異なります。
例えば、
心電図。
肺機能検査。
眼底・眼圧検査。
聴力検査。
採血。
超音波検査。
検体検査。
健診に伴うその他の業務。
などがあります。
すべてを一人で担当するわけではなく、施設の規模や人員配置によって担当範囲は変わります。
ここは転職相談でも確認したいところです。
「健診で働きたい」
だけではなく、
「健診で何をしたいのか」。
心電図などの生理機能検査を続けたいのか。
エコー経験を活かしたいのか。
これからエコーを身につけたいのか。
採血を含む業務でも問題ないのか。
同じ健診求人でも、ここが違えば仕事の印象はかなり変わります。
健診は「楽そう」で選ぶと、少し違うかもしれない
病院勤務から健診への転職を考えている方と話していると、
「病院より落ち着いて働けそう」
というイメージを持っていることがあります。
確かに、救急対応や夜間勤務などがない職場であれば、病院とは仕事のリズムが変わります。
ただし、それと、
「健診は楽」
は同じではありません。
健診では、決められた時間の中で多くの受診者へ対応する職場があります。
午前中に受診者が集中することもあります。
心電図などの検査を続けて担当することもあります。
受診者への案内や声掛けも必要です。
巡回健診なら、会場への移動や機材の準備・撤収を伴う場合もあります。
病院とは、
「忙しさの種類が違う」
と考えた方が近いかもしれません。
「病院より落ち着いて働けそう」
というイメージを持っていることがあります。
確かに、救急対応や夜間勤務などがない職場であれば、病院とは仕事のリズムが変わります。
ただし、それと、
「健診は楽」
は同じではありません。
健診では、決められた時間の中で多くの受診者へ対応する職場があります。
午前中に受診者が集中することもあります。
心電図などの検査を続けて担当することもあります。
受診者への案内や声掛けも必要です。
巡回健診なら、会場への移動や機材の準備・撤収を伴う場合もあります。
病院とは、
「忙しさの種類が違う」
と考えた方が近いかもしれません。
【病院と健診では、忙しさの形が違う】
■病院
→ 急な検査や夜間対応などが発生する職場がある
■健診
→ 決められた時間内に多くの受診者へ順番に対応する職場がある
※どちらが大変かではなく、自分がどちらの仕事のリズムに合うか。
そこを見ておきたいところです。
■病院
→ 急な検査や夜間対応などが発生する職場がある
■健診
→ 決められた時間内に多くの受診者へ順番に対応する職場がある
※どちらが大変かではなく、自分がどちらの仕事のリズムに合うか。
そこを見ておきたいところです。
施設健診と巡回健診でも、一日の動きは違う
「健診で働きたい」と考えるとき、もう一つ見ておきたいのが、
施設内での健診なのか。
巡回健診なのか。
という違いです。
施設健診では、決められた施設の中で受診者を迎え、各検査を進めていく働き方が中心になります。
一方、巡回健診では企業や学校などの健診会場へ出向くため、検査そのものだけではなく、移動や準備、撤収を伴うことがあります。
朝の集合時間も、その日の会場によって変わる場合があります。
そのため、
「夜勤がないから巡回健診へ」
と考えていた方が、求人内容を確認して、
「思っていたより朝が早いですね」
となることもあります。
反対に、
「朝が早いのは問題ないです。夜に仕事がない方が自分には合っています」
という方もいます。
ここも、
どちらが働きやすいか。
ではありません。
自分の生活に、どちらが合わせやすいかです。
施設内での健診なのか。
巡回健診なのか。
という違いです。
施設健診では、決められた施設の中で受診者を迎え、各検査を進めていく働き方が中心になります。
一方、巡回健診では企業や学校などの健診会場へ出向くため、検査そのものだけではなく、移動や準備、撤収を伴うことがあります。
朝の集合時間も、その日の会場によって変わる場合があります。
そのため、
「夜勤がないから巡回健診へ」
と考えていた方が、求人内容を確認して、
「思っていたより朝が早いですね」
となることもあります。
反対に、
「朝が早いのは問題ないです。夜に仕事がない方が自分には合っています」
という方もいます。
ここも、
どちらが働きやすいか。
ではありません。
自分の生活に、どちらが合わせやすいかです。
健診で評価される経験は、求人によって違う
健診分野への転職で、
「病院経験があれば大丈夫ですか?」
と聞かれることがあります。
これも求人によります。
健診で募集される臨床検査技師の業務は一つではないからです。
例えば、
心電図経験を求める求人。
採血経験を重視する求人。
腹部や乳腺などの超音波経験を求める求人。
複数の生理機能検査を担当する求人。
求める経験はそれぞれ違います。
特に超音波検査については、
「エコー経験あり」
だけではなく、
どの部位を経験しているのか。
どの程度一人で対応できるのか。
まで確認されることがあります。
一方で、すべての健診求人がエコー経験者だけを募集しているわけではありません。
心電図など、これまでの経験を活かしながら、入職後に担当範囲を広げられる求人もあります。
そのため、
「エコーができないから健診は無理」
とも、
「病院経験があるから健診ならどこでも大丈夫」
とも言い切れません。
求人票の仕事内容と、自分の経験を一つずつ照らし合わせる必要があります。
「病院経験があれば大丈夫ですか?」
と聞かれることがあります。
これも求人によります。
健診で募集される臨床検査技師の業務は一つではないからです。
例えば、
心電図経験を求める求人。
採血経験を重視する求人。
腹部や乳腺などの超音波経験を求める求人。
複数の生理機能検査を担当する求人。
求める経験はそれぞれ違います。
特に超音波検査については、
「エコー経験あり」
だけではなく、
どの部位を経験しているのか。
どの程度一人で対応できるのか。
まで確認されることがあります。
一方で、すべての健診求人がエコー経験者だけを募集しているわけではありません。
心電図など、これまでの経験を活かしながら、入職後に担当範囲を広げられる求人もあります。
そのため、
「エコーができないから健診は無理」
とも、
「病院経験があるから健診ならどこでも大丈夫」
とも言い切れません。
求人票の仕事内容と、自分の経験を一つずつ照らし合わせる必要があります。
年収400万円と370万円。その30万円だけで決めない
例えば、
現在の病院:年収400万円
検討している健診施設:年収370万円
だったとします。
年間30万円の差です。
月平均にすると、
30万円 ÷ 12か月 = 2万5,000円
です。
この差を、
「毎月2万5,000円も下がる」
と感じる方もいるでしょう。
「当直やオンコールがなくなるなら、その差なら検討できる」
という方もいるでしょう。
どちらも自然です。
ここで大切なのは、
「30万円なら下がってもいい」
という一般的な基準があるわけではないことです。
例えば現在の病院では、
当直あり。
オンコールあり。
残業あり。
一方、検討している健診施設では、
当直なし。
オンコールなし。
残業も現在より少ない。
という条件かもしれません。
逆に、健診施設側に早出や土曜日勤務があり、通勤時間も長くなるかもしれません。
だから年収差を見るときは、
金額を時間や生活へ戻してみます。
現在の病院:年収400万円
検討している健診施設:年収370万円
だったとします。
年間30万円の差です。
月平均にすると、
30万円 ÷ 12か月 = 2万5,000円
です。
この差を、
「毎月2万5,000円も下がる」
と感じる方もいるでしょう。
「当直やオンコールがなくなるなら、その差なら検討できる」
という方もいるでしょう。
どちらも自然です。
ここで大切なのは、
「30万円なら下がってもいい」
という一般的な基準があるわけではないことです。
例えば現在の病院では、
当直あり。
オンコールあり。
残業あり。
一方、検討している健診施設では、
当直なし。
オンコールなし。
残業も現在より少ない。
という条件かもしれません。
逆に、健診施設側に早出や土曜日勤務があり、通勤時間も長くなるかもしれません。
だから年収差を見るときは、
金額を時間や生活へ戻してみます。
【比較するなら「年収+働き方」で】
年収
+
勤務時間
+
当直・オンコール
+
残業
+
休日
+
通勤
+
仕事内容
+
これから積める経験
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「どちらがお得か」
を計算するというより、
「この給与で、どんな一年を働くことになるのか」。
そこまで並べると、比較しやすくなります。
年収
+
勤務時間
+
当直・オンコール
+
残業
+
休日
+
通勤
+
仕事内容
+
これから積める経験
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「どちらがお得か」
を計算するというより、
「この給与で、どんな一年を働くことになるのか」。
そこまで並べると、比較しやすくなります。
最初は「年収を維持したい」と話していた方でも、途中で条件が変わることがある
転職相談では、最初に希望年収を伺います。
そこで、
「できれば今の年収は維持したいです」
と話される方は珍しくありません。
もちろん、それを前提に求人を探します。
ただ、実際の求人を見ながら比較していくと、本人の中で優先順位が少しずつ具体的になっていくことがあります。
例えば、
「当直がなくなるなら、このくらいの年収差なら検討できます」
「朝が多少早くても、夜間勤務がない方が自分には合っています」
「給与だけなら病院の方が高いけれど、今後は健診でエコー経験を積みたいです」
というようにです。
これは、
「年収を妥協した」
ということとは少し違います。
最初は、
「年収400万円以上」
という一つの数字だった希望条件が、
実際の求人を見ることで、
「何を含めて400万円なのか」
「何が変わるなら、どこまで検討できるのか」
まで具体的になってきたということです。
一方で、健診求人を実際に見た結果、
「仕事内容は興味があります。でも、この給与差なら今は病院で続けます」
となることもあります。
それも一つの整理です。
最初から、
「健診へ転職する」
と決める必要はありません。
求人を比較した結果、
「今は動かない」
となることも含めて、職場選びだと思います。
そこで、
「できれば今の年収は維持したいです」
と話される方は珍しくありません。
もちろん、それを前提に求人を探します。
ただ、実際の求人を見ながら比較していくと、本人の中で優先順位が少しずつ具体的になっていくことがあります。
例えば、
「当直がなくなるなら、このくらいの年収差なら検討できます」
「朝が多少早くても、夜間勤務がない方が自分には合っています」
「給与だけなら病院の方が高いけれど、今後は健診でエコー経験を積みたいです」
というようにです。
これは、
「年収を妥協した」
ということとは少し違います。
最初は、
「年収400万円以上」
という一つの数字だった希望条件が、
実際の求人を見ることで、
「何を含めて400万円なのか」
「何が変わるなら、どこまで検討できるのか」
まで具体的になってきたということです。
一方で、健診求人を実際に見た結果、
「仕事内容は興味があります。でも、この給与差なら今は病院で続けます」
となることもあります。
それも一つの整理です。
最初から、
「健診へ転職する」
と決める必要はありません。
求人を比較した結果、
「今は動かない」
となることも含めて、職場選びだと思います。
病院より年収が下がっても、健診を選ぶ人はいる
転職相談では、
「年収を上げたい」
という話だけを伺うわけではありません。
「今後は当直のない働き方にしたい」
「生活時間をある程度一定にしたい」
「健診や予防医療に関わりたい」
「これまでの心電図やエコー経験を活かしたい」
という希望もあります。
その結果、現在より年収が下がる求人を検討する方もいます。
一方で、
「働き方は魅力だけれど、ここまで年収が下がるなら難しい」
と見送る方もいます。
だから、健診への転職相談で、
「年収が下がっても大丈夫ですか?」
とだけ聞いても、なかなか答えにくいものです。
例えば、
「当直がなくなるなら、どの程度までなら検討できそうですか」
「早出があっても夜間勤務がない方がいいですか」
「給与と仕事内容なら、今はどちらを優先したいですか」
「エコー経験を積めるなら、給与条件の見方は変わりますか」
と少しずつ分けていく。
そうすると、
「自分は何を優先したいのか」
が見えてくることがあります。
「年収を上げたい」
という話だけを伺うわけではありません。
「今後は当直のない働き方にしたい」
「生活時間をある程度一定にしたい」
「健診や予防医療に関わりたい」
「これまでの心電図やエコー経験を活かしたい」
という希望もあります。
その結果、現在より年収が下がる求人を検討する方もいます。
一方で、
「働き方は魅力だけれど、ここまで年収が下がるなら難しい」
と見送る方もいます。
だから、健診への転職相談で、
「年収が下がっても大丈夫ですか?」
とだけ聞いても、なかなか答えにくいものです。
例えば、
「当直がなくなるなら、どの程度までなら検討できそうですか」
「早出があっても夜間勤務がない方がいいですか」
「給与と仕事内容なら、今はどちらを優先したいですか」
「エコー経験を積めるなら、給与条件の見方は変わりますか」
と少しずつ分けていく。
そうすると、
「自分は何を優先したいのか」
が見えてくることがあります。
逆に、「健診なら働きやすそう」だけで決めない
健診求人には、病院勤務とは違う働き方があります。
ただ、
「夜勤がない」
「急性期ではない」
「健康な人を対象にする」
というイメージだけで決めてしまうと、入職後に違いを感じる可能性があります。
確認したいのは、実際の一日です。
ただ、
「夜勤がない」
「急性期ではない」
「健康な人を対象にする」
というイメージだけで決めてしまうと、入職後に違いを感じる可能性があります。
確認したいのは、実際の一日です。
【健診求人で確認しておきたいこと】
・施設内健診か、巡回健診か
・心電図など各検査をどの程度担当するのか
・採血は担当するのか
・エコーはどの部位を担当するのか
・早出はあるのか
・土曜日勤務はあるのか
・繁忙期はいつか
・残業はどの程度か
・年間休日は何日か
・給与に含まれる手当は何か
・施設内健診か、巡回健診か
・心電図など各検査をどの程度担当するのか
・採血は担当するのか
・エコーはどの部位を担当するのか
・早出はあるのか
・土曜日勤務はあるのか
・繁忙期はいつか
・残業はどの程度か
・年間休日は何日か
・給与に含まれる手当は何か
健診センターという名前だけでは、ここまでは分かりません。
同じ健診分野でも、施設内健診と巡回健診では一日の動きが違います。
エコー中心なのか。
心電図など複数の検査を担当するのか。
採血まで担当するのか。
それだけでも仕事内容は変わります。
「健診で働きたい」
から、もう一段だけ掘って、
「どんな健診業務なら、自分は続けやすそうか」。
そこまで整理してから求人を見ると、給与以外の違いも見えやすくなります。
同じ健診分野でも、施設内健診と巡回健診では一日の動きが違います。
エコー中心なのか。
心電図など複数の検査を担当するのか。
採血まで担当するのか。
それだけでも仕事内容は変わります。
「健診で働きたい」
から、もう一段だけ掘って、
「どんな健診業務なら、自分は続けやすそうか」。
そこまで整理してから求人を見ると、給与以外の違いも見えやすくなります。
「給料が低いか」より、自分の場合はいくら変わるのか
健診センターへの転職を考えるとき、
「健診って給料低いですよね?」
と業界全体の答えを探したくなります。
ただ、実際の転職で必要なのは、
「健診全体の平均」
より、
「自分が今の病院から、この健診求人へ移ったら何が変わるのか」
かもしれません。
現在の年収。
基本給。
賞与。
当直・オンコール。
残業。
勤務時間。
休日。
仕事内容。
通勤時間。
これから積める経験。
一度、横に並べてみます。
すると、
「年収は30万円下がる。でも、この条件なら検討したい」
となるかもしれません。
逆に、
「仕事内容には興味がある。でも、この給与差なら今は動かない」
となるかもしれません。
健診だから高い。
健診だから低い。
ではなく、
「自分にとって、この条件ならどうか」。
最後はそこまで具体的にして考える方が、転職後の働き方をイメージしやすくなります。
「健診って給料低いですよね?」
と業界全体の答えを探したくなります。
ただ、実際の転職で必要なのは、
「健診全体の平均」
より、
「自分が今の病院から、この健診求人へ移ったら何が変わるのか」
かもしれません。
現在の年収。
基本給。
賞与。
当直・オンコール。
残業。
勤務時間。
休日。
仕事内容。
通勤時間。
これから積める経験。
一度、横に並べてみます。
すると、
「年収は30万円下がる。でも、この条件なら検討したい」
となるかもしれません。
逆に、
「仕事内容には興味がある。でも、この給与差なら今は動かない」
となるかもしれません。
健診だから高い。
健診だから低い。
ではなく、
「自分にとって、この条件ならどうか」。
最後はそこまで具体的にして考える方が、転職後の働き方をイメージしやすくなります。
まとめ
「健診センター勤務は、本当に給料が低いのか」。
これに、
「はい。病院より○万円低いです」
と一つの数字で答えることはできません。
臨床検査技師全体の公的な賃金統計はありますが、それをそのまま健診センター勤務の給与として扱うこともできません。職業情報提供サイト(job tag)
一方で、病院から健診分野へ転職するとき、想定年収が下がるケースはあります。
そんなときは、
「健診だから安い」
で終わらせず、
基本給はいくら変わるのか。
賞与はどうなるのか。
当直手当がなくなるのか。
オンコールがなくなるのか。
残業はどう変わるのか。
勤務時間や休日はどう変わるのか。
仕事内容は自分が希望するものなのか。
一つずつ分けてみます。
転職相談でも、
最初は、
「できれば今の年収を維持したい」
と話していた方が、実際の求人を見る中で、
「当直がなくなるなら、このくらいまでなら」
「朝が早いのは大丈夫です」
「給与より、今後はエコー経験を積める方を優先したいです」
と、少しずつ希望条件を整理していくことがあります。
反対に、
「この条件なら、今は転職しない」
となることもあります。
それでいいと思います。
求人を見ることは、必ず転職することではありません。
今の職場と別の働き方を比較することで、
「自分は意外と今の給与を重視している」
「夜間勤務をなくすことの方が大事だった」
「健診に行きたいというより、エコーをやりたかった」
と気づくこともあります。
年収は大切です。
ただ、その年収がどんな働き方によってつくられているのかも、一緒に見ておきたいところです。
「健診は給料が低いのか」
から一歩進めて、
「自分が健診へ移ったら、給与と働き方はどう変わるのか」。
そこまで整理できると、求人票に書かれた年収の数字も少し違って見えてきます。
これに、
「はい。病院より○万円低いです」
と一つの数字で答えることはできません。
臨床検査技師全体の公的な賃金統計はありますが、それをそのまま健診センター勤務の給与として扱うこともできません。職業情報提供サイト(job tag)
一方で、病院から健診分野へ転職するとき、想定年収が下がるケースはあります。
そんなときは、
「健診だから安い」
で終わらせず、
基本給はいくら変わるのか。
賞与はどうなるのか。
当直手当がなくなるのか。
オンコールがなくなるのか。
残業はどう変わるのか。
勤務時間や休日はどう変わるのか。
仕事内容は自分が希望するものなのか。
一つずつ分けてみます。
転職相談でも、
最初は、
「できれば今の年収を維持したい」
と話していた方が、実際の求人を見る中で、
「当直がなくなるなら、このくらいまでなら」
「朝が早いのは大丈夫です」
「給与より、今後はエコー経験を積める方を優先したいです」
と、少しずつ希望条件を整理していくことがあります。
反対に、
「この条件なら、今は転職しない」
となることもあります。
それでいいと思います。
求人を見ることは、必ず転職することではありません。
今の職場と別の働き方を比較することで、
「自分は意外と今の給与を重視している」
「夜間勤務をなくすことの方が大事だった」
「健診に行きたいというより、エコーをやりたかった」
と気づくこともあります。
年収は大切です。
ただ、その年収がどんな働き方によってつくられているのかも、一緒に見ておきたいところです。
「健診は給料が低いのか」
から一歩進めて、
「自分が健診へ移ったら、給与と働き方はどう変わるのか」。
そこまで整理できると、求人票に書かれた年収の数字も少し違って見えてきます。
編集部より|転職情報チーム|臨床検査技師求人Lab
※本記事は、臨床検査技師の転職相談で寄せられる声や求人情報を参考に、転職情報チームが編集しています。
求人票だけでは見えにくい働き方や職場選びについて、臨床検査技師のキャリアを考えるための情報を整理してお届けしています。
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